大谷翔平選手の黄金の握手像―奥州市伝統産業会館
奥州市と水沢鋳物工業協同組合は、奥州市水沢区出身のプロ野球選手で北海道日本ハムファイターズの大谷翔平選手の黄金の握手像を制作、奥州市伝統産業会館に2017年4月6日より設置されました。
奥州市は伝統工芸である南部鉄器で有名で、水沢江刺駅前には直径2.5メートル、重さ1.8トン、日本一の「ジャンボ鉄瓶」が設置されています。
今回大谷選手の黄金の握手像が設置されたのは、駅からすぐのところにある奥州市伝統産業会館。水沢の代表的な地場産業「南部鉄器」に関する資料から古今の秀作鋳物を数多く展示、また明治初期時代の製作工程を忠実に再現したコーナーなどもあり、南部鉄器について詳しく知ることができます。
こちらは同館のエントランスホール。右側には富士型鬼霞南部大鉄瓶も展示されています。
大谷選手の黄金の握手像はホールの左手に直筆サイン入りユニホームやグローブ、バットなどとともに展示されています。
こちらが大谷選手の黄金の握手像コーナー。この握手像は、同市の伝統的工芸品・南部鉄器の鋳造技術を用いた真鍮(しんちゅう)製で、市と組合が大谷選手の出身地として鋳物のまちの技術を知ってもらい、地域振興につなげる目的で作られました。
この握手像には、「大谷翔平選手が今後ますます飛躍的に活躍され、投手並びに打者として世界一をめざし、また世界中の人々から愛される選手になっていただきたい」という奥州市民からの熱烈な期待が込められています。
なお、この黄金の握手像は今後計7個を製作予定で、大谷選手の母校の姉体小と市立水沢南中学校、日本ハム球団、大谷選手の両親に贈られ、1個は各種イベント用として活用されるとのこと。
【制作】
・水沢鋳物工業協同組合
・奥州市
【協力】
・株式会社北海道日本ハムファイターズ
・地方独立行政法人 岩手県工業技術センター
・東京貿易テクノシステム株式会社
- 撮影者:GOLDNEWS
- 場所:岩手・奥州市 奥州市伝統産業会館