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三大名城の一つ 熊本城・本丸御殿にある豪華絢爛「昭君之間」(しょうくんのま)

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銀杏城との別名をもち日本三大名城の一つともいわれる熊本城。築城の名手・加藤清正公が築城したこの城は武者返しという独特の石垣でも有名です。大天守や本丸御殿など、主たる建物は明治維新後の西南戦争で焼失しましたが、天守群は古文書や古写真などを元に昭和に外観復元、また築城400年に際し2007年に本丸御殿も復元されました。その本丸御殿には、豪華絢爛な金箔張りの部屋が存在します。


熊本城・昭君之間


熊本城へは市電の熊本城・市役所前を降り、熊本城公園に入ります。入場料は大人500円、子供200円。



熊本城の特長の1つに、加藤清正が近江国から率いてきた特殊技術を持つ石工集団「穴太衆(あのうしゅう)」よって作られた「武者返し(むしゃがえし)」という石垣があります。
これは下の写真の通り、地面付近は勾配がゆるく上に行くにしたがって勾配がきつくなる独特の形状の石垣のことをいいます。



ちなみにこの写真の場所は「二様の石垣」と言われ、加藤清正・細川忠利時代の異なった様式の石垣が見れる熊本城の見所のひとつであり、もっとも有名な写真撮影ポイントとなっています。左が細川時代の石垣で加藤時代よりもより傾斜がきつくなっています。



こちらは本丸御殿地下通路(闇り通路)内部で2008年に復元が完了した本丸御殿の真下となります。



熊本城の大天守と小天守を本丸御殿側から。



本丸御殿に入ります。こちらは大広間。一番奥の部屋に藩主(城主)が座り、手前の広間にずらりと家臣たちが座る感じです。手前から「鶴之間」(60畳)「梅之間」「櫻之間」「桐之間」「若松之間」と続き、全体では147畳にもなる大広間です。



大広間一番奥にあるのが藩主との謁見の間。本丸御殿の中で最も格式の高い部屋となり、広間と比べて天井が高く、金箔がふんだんに使われまさしく豪華絢爛です。



そして謁見の間の更に奥にあるのが「昭君之間」。室内は床の間や違い棚、付書院などを持つ書院造りとなっています。壁や襖などには中国の前漢の時代の話で、匈奴(現在のモンゴル)に嫁がされた悲劇の美女、王昭君の物語が描かれています。



天井は格天井に絵が嵌めこまれ、東西南北を春夏秋冬にわけ、その季節の植物や鳥などが描かれています。



最後に熊本城おもてなし武将隊の一人、森本儀太夫と熊本城を。

▼熊本城・公式WEBサイト
▼熊本城おもてなし武将隊・公式WEBサイト


  • 撮影者:GOLDNEWS
  • 場所:熊本県・熊本市 熊本城

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