金について学ぶ

純金積立


「無理ない金額でコツコツ長期的に」

■毎月一定額を積み立て

純金積立とは毎月一定額の金を積み立てて購入していく商品で、投資信託同様、月数千円から投資でき、毎月積み立て金額に応じて自動的に金を購入、保管してくれるサービスです。

毎月一定額で積み立てることによって金価格が安いときには購入了は多く、高いときには購入量が少なくなることで、長期的には購入コストを抑える効果がある「ドルコスト平均法」での投資が可能です。資金に余裕ができたときには、少しまとめて買うこともできます(スポット購入)。無理なく少額からためていけるスタイルは、日本人の性格に合っているのではないでしょうか。もちろん一定量が貯まれば金貨や金地金で引き出すこともできます。

確認すべき点としては「手数料」と「保管方法」。毎月の購入手数料は積み立て金額によって異なります。

保管方法では「特定保管」と「消費寄託」の2種類があります。「特定保管」とは投資家の金をその会社の財産と完全に区分して保管する方法で、仮に会社が倒産しても投資家の金は保護されます。一方、「消費寄託」は投資家の金をリースするなどして運用できる保管方法で、会社が倒産すると投資家の金が保護されない可能性もあります。

また一部の会社では金と同様に、銀・プラチナの積立購入が可能です。

じっくり長く金を持つには最適な商品だと思います。トータルコスト・信用度などでご自身で選択しましょう。

■純金積立取扱会社一覧(2013年3月31日更新)

純金積立ができる主要な業者をピックアップ。各社のサービス詳細については「商品名」のリンクをクリックしてそれぞれのサイトでご確認下さい。

会社名 商品名 区分 保管方法 白金
石福金属興業 石福プラチナ&純金積立 地金商 特定保管 -
田中貴金属 G&Pプランナー 地金商 特定保管 -
徳力本店 金地金定額購入システム 地金商 消費預託 - -
三菱マテリアル マイ・ゴールド・プラン 精錬会社 消費寄託 -
住友金属鉱山 GOLD夢CLUB 鉱山会社 消費寄託 - -
JX日鉱日石金属 ザ・GOLDプラン 非鉄関連 消費寄託 - -
三井住友銀行 ゴールド&ジュエリーコース 銀行 消費寄託 - -
楽天証券 金・プラチナ取引 証券会社 消費寄託
KOYO証券 KOYOゴールドプラン 証券会社 消費寄託 - -
ドットコモディティ オンライン・ゴールドクラブ 商品会社 消費寄託
エース交易 ACE GOLD CLUB 商品会社 特定保管 - -
岡藤商事 タートルプラン 商品会社 消費寄託 - -

 

■純金積立・金額別コスト比較(年間)

月5000円づつ、また月10000円づつ積み立てた場合の年間コスト比較をしてみます。各社によってかかるコストは異なりますので、企業の信用度などとあわせてトータルで比較検討しましょう。
※1)初年度無料、2年目以降1050円、※2)初回登録料2100円必要、※3)1年目3150円、2年目以降2100円

会社名 ネット 年会費等 最低金額 購入手数料 月5千円/年 月1万円/年
石福金属興業 - 1050円 3000円 210円 3570円 3570円
田中貴金属 無料 1000円 料率表 2100円 3000円
徳力本店 - 1050円 5000円 千円につき25円 2550円 4050円
三菱マテリアル 840円 3000円 千円につき25円 2340円 3840円
住友金属鉱山 840円 3000円 千円につき25円 2340円 3840円
JX日鉱日石金属 - 3000円      
三井住友銀行 - 1260円 3000円 千円につき25円 2760円 4260円
楽天証券 無料 1000円 売買額2.625% 1575円 3150円
KOYO証券 1500円 3000円 無料 1500円 1500円
ドットコモディティ 1050円(*1 1000円 売買額2.5% 2550円 4050円
エース交易 無料(*2 3000円 料率表 5100円 4140円
岡藤商事 - 3150円(*3 3000円 無料 3150円 3150円

 

■現物、純金積立、金ETFを知る、この2冊!

純金積立や金ETFを知るためのおすすめ書籍をピックアップ。興味が出てきたら気になる部分から少しづつ掘り下げて他の書籍なども読んでみましょう。


▼不安を生き抜く! 「金」読本 [ムック]
[豊島逸夫 (著), 日経マネー編集部 (編集) ]
金の専門家・豊島逸夫が1冊丸ごと執筆した金投資と国内外の経済ニュースの読み方が分かるムックです。

世界的投資家ジム・ロジャーズ氏とその家族が登場する特別対談では「娘たちのために金の仏像を買った」と語るロジャーズ氏の金投資と子どもへの思いが語られます。妻のペイジ・パーカー氏との教育談義は海外移住や海外投資に関心がある方の参考になるでしょう。


▼豊島逸夫が読み解く金&世界経済 [大型本]
[豊島 逸夫 (著) ]

昨年、史上最高値をつけた「金」は、初心者から上級者まで、幅広く個人投資家の関心を集めています。そうした中、金の国際機関・ワールドゴールドカウンシル日本代表である豊島逸夫氏の講演、執筆物が「分かりやすく、本音満載」と注目を集めています。本ムックでは、日経マネー本誌の同氏連載に大幅加筆、金を通して国際経済の本質を見抜く方法、金投資のイロハを指南します。金融のプロとの対談など書き下ろし記事も充実させた内容です。


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